約 4,485,305 件
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/10728.html
FS/S34-028 カード名:金髪のサーヴァント カテゴリ:キャラ 色:黄 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:8000 ソウル: 1 特徴:《サーヴァント》?・《武器》? 【永】前列の中央の枠にこのカードがいるなら、このカードのソウルを+1。 口元が歪んでいるぞ聖職者 レアリティ: illust.
https://w.atwiki.jp/anker_apocrypha/pages/5.html
~サーヴァント~ このスレでは最初に ・正規枠(原作版fateシリーズのサーヴァント) ・世界枠(皆鯖、僕鯖から調整して引っ張ってくる史実中のサーヴァント) ・他作枠(他の世界=他作品から調整して引っ張ってくる、版権キャラとしてのサーヴァント) に加えて ・英霊「アナタ」(エディットサーヴァント専用・マスターではなくサーヴァントあなたを選んだ場合のみ) の中から枠の配分を行ってからサーヴァント決定を行います 枠選択 【Randomselect】 直後判定 1:正規6・世界1 2:正規5・世界1・他作1 3:正規4・世界2・他作1 4:正規3・世界3・他作1 5:正規2・世界4・他作1 6:正規1・世界5・他作1 7:正規1・世界6 8:正規4・世界1・他作2 9:正規2・世界3・他作2 0:Chaosモード突入 ※奇数にイレギュラー AUO警報あり 自機サーヴァントの決定 直後コンマで貴方のサーヴァントの枠及びクラスが決定します。尚、この判定は枠の割合とは影響しません 素質1:特例(全サーヴァント召喚不可) 素質2:判定成功時のみキャスター・アサシンランダム召喚可能、それ以外は特例 素質3:三騎士・バーサーカー召喚不可・クラスランダム 素質4:三騎士召喚不可・クラスランダム 素質5:クラス制限なし・クラスランダム 素質6:クラス制限なし・望むクラスを選択すれば確率上昇・バーサーカーを回避可能 素質7:クラス制限なし・望むクラスを選択すれば確率大幅上昇・バーサーカー・アサシンを回避可能 素質8:クラス制限なし・望むクラスを選択すれば確率大幅上昇・三騎士のみにまで絞り込める 素質9:クラス制限なし・望むクラスを選択すれば召喚可能 0:望むクラスから望む英霊を召喚可能 (スキル・設定により例外アリ) 触媒などの判定 家系1~5:ランダム 家系6:判定に成功すれば触媒を用意できる(ランダム)・望む枠の確立上昇 家系7:判定に成功すれば触媒を用意できる(クラスランダム・選択)・望む枠の確立上昇 家系8:触媒を用意できる(クラスランダム・選択)・望む枠の確立大幅上昇 家系9:触媒を用意できる(クラス選択・選択)望む枠の確立大幅上昇 0:特例・枠選び放題 クラスランダム判定(通常) 1:セイバー 2:ランサー 3:アーチャー 45:ライダー 67:アサシン 89:キャスター 0:バーサーカー 枠判定(スキル・設定により例外あり) 123:正規 456:世界 789:他作 上記2判定の結果を組み合わせた後、候補を上げます 他作枠の自鯖の選出方法 ↓2~6までに属性「他作品」且つ「クラス・○○」の要素を含むと思われる他作品キャラ「名前・原作名」をお挙げ下さい。それらの候補+ 1選抜のキャラ1体を加えてRandomselectを行います ※1:○○とはかけ離れたキャラは除外、再募集はしません ※2:○○の要素を満たしていても強すぎるキャラはこの貴方では弱体化の危険もありますし、また弱すぎると思われるキャラは速攻で死んでゲームオーバーもありえます ※3 1が知らないキャラは出来る限り調べて再現しますが、コレジャナイ感とか許容できなかったらごめんなさい。どうしても分からなければ流石にそちらは再募集します
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/683.html
マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 四時限目 「お前たち、待たせたな……。お前たちの大好きなぁぁ…ベルベット先生がぁ、帰ってきた、ゼッ!!YAFUOOOOOO!」 「…………」 「……………」 「………………」 「……こほん。あのエルメロイ教授。ワタクシ、教壇の上によじ登って両手広げてポーズを取るのはどうかと思いますわ」 「ええ。エーデルフェルトさんと同じ意見ってのが少し不愉快だけど私も同感です教授?」 「突っ込む所が違いますよ二人とも!よく見てくださいよアレ!袖にビラビラ付いてるキラキラ服ですよ!?スターですよ!?スター!ちょっと格好良くないですか!?」 「どこがよまったく。そもそもアレ、いつの時代のスターよ?日本のスター錦野アキーラのつもり?」 「プレスリー辺りがしそうな格好ですわね、最も本人プレスリーには程遠いですけどくすっ」 「そんな言い方酷くないですか?久しぶりの出番で先生は少々ばかり混乱してるだけですってば」 「大体ね、今本スレも皆鯖板も慌ただしいのに不謹慎だと思わない?」 「そうですわ。うちの学徒が騒然としてるのにそれを取り締まる立場の講師がこれでは……まったく空気が読めてませんわ」 「先生はきっと汚れ役を自分から買うことで場の空気を取り持とうと───してないですよねーどうかんがえても」 「あれ……?なんか、散々な言われ方してるよ…僕?」 「それで?いったい何のつもりですか教授。私とルヴィアをわざわざこんな所に呼び出して?」 「ミス・トオサカと一緒と言うのが気に入りませんが、ワタクシ教授の指導を受けられると思って少し期待してたのですが」 「そうですよ先生。いったい何事なんですかソレ?いくら夏で暑いからってそれはちょっと……せめてそういう奇行は春の方が良くないですか?時期的に」 「……おほん!いや冒頭のは無しだ。カットしてくれ。あまりに久々だったから自分のキャラを忘れただけだ」 「まあ確かに教授の公式キャラクター像って無いですものね。唯一ある台詞が『君はあの街の事を知っているかな?………ファック!お前は最悪の日本人だ!』ですし」 「そう!ああ、そうなんだよ。ウェイバーベルベットのキャラクタ像とロードエルメロイのキャラクタ像ってやっぱり違うじゃないか。 いやボク的にもね、たまにだがこれでいいのかなあって思う時があるんだよ」 「先生も先生で大変なんですねぇ」 「ああ。だからフラットは少し自重してくれ」 「………」 「さてと。トオサカにエーデルフェルト。君たち二人を呼んだのは他でもない」 「先生ー。なんで今になってミス・トオサカとミス・エーデルフェルトを呼んだんですか?二人が居たら俺の影が薄くなるじゃないですか!」 「いや生徒ABCD出すのが面倒臭くなってだな。講義の進行方法があまりマンネリ化しない為の悪足掻きだから気にするな。 言わばゲストと言ったところだ。いやまあどうやってもパターン化するのは避けられんが何もやらないよりは良いだろう?」 「……先生…色々と考えてるんですね……お、俺少し感動しましたっっ!」 「教えろ!知得留先生!やタイガー道場の様な際立って面白い訳でもなく、だからと言ってつまらない訳でもない。 でもついつい寄り道してフルコンプリートしちゃう……そんな教室の主に───私はなりたい───!」 「うおぉぉおお!先生ーー!お、お、俺!先生にずっと付いて行きますっ!!」 「いや頼むからお前はさっさと私の元から卒業、もとい去ってくれ」 「そ、そんな…酷いorz」 「……ちょっと付いていけませんわ」 「あの教授、話が無いんでしたら私たち帰りたいんですが」 「いや待て。今から講義を始めるからそのままそこに居ろ」 「……。(へぇ。私に魔術の指導はしないって言ってたプロフェッサーカリスマの特別講義か…面白そうね)」 「さて今回やるのは皆鯖第四次だ。フラット、皆鯖四次の面子と特徴を上げてみろ」 「ハーイ。剣兵ディートリッヒ・フォン・ベルン。槍兵ヘクトル。弓兵源為朝。騎兵エドワード・ティーチ。暗殺者張三豊。狂戦士ヘイドレク。魔術師オルフェウスの七名です。 特徴はパワーバランスが結構拮抗していて、各自地味…と言うよりはチョイスが渋いです」 「うむその通りだ。地味と言っちゃいけない、渋いと言ってやるべきだな。ただ魔術師側からすればこういうタイプの方が使い易くて良い」 「今回は折角優秀なゲストが居るんだから少し趣向を変えてみよう。では三人に聞く、君たちはどれを選ぶかね?」 「わたしは勿論セイバーに決まってるわ。サーヴァント中最強のクラスなんだしね」 「ホーッホッホッホ!!やはり所詮は浅ましい未開人らしい考えですわミス・トオサカ!」 「むっ!じゃあルヴィア、あんたは誰を選ぶのよ!?」 「ワタクシは当然ランサーのヘクトルを選びますわ!最強のセイバークラスと言ってもそのセイバーは宝具の打ち合いには向いていませんし。 ゆえに最終的に戦いに勝つのはランサーだと言うのは猿でも判る事ですわね。まあ尤も、ミス・トオサカのおつむでは難し過ぎたようですけどねオーホホホ!」 「フン!何かと思ったらそんな事?わたしがセイバーと契約したら貴女のランサーなんか宝具を使う暇無く斃れるわ。なら大した問題じゃない?」 「なっ……えらく威勢が良いこと」 「……フンだ。その言葉そっくりそのままお返しするわ」 「あー先生……なんかお二人の間で既に聖杯戦争始まりそうな勢いなんですけど…;」 「いつもの事だ放っておけ。でフラットお前はどれを選ぶ?」 「大体あんたっていつもいつも偉そうなのよ!」「ついに本性を現しましたわね!だから貴女は野蛮人なんですわ!」 「ん~そうですねぇ。じゃあ俺はバーサーカーで!」 「「───ッ!!?」」 「ほぅ!これは面白い。何故それを選んだんだ?今までの講義からお前はバーサーカーは避けると思っていたんだがな」 「んー?いや俺こいつの名前を知らないですから多分マイナーな英雄ですよね?だったら俺でも何とかなるかなあとか思ったんですけど───やっぱりハズレですかね?」 「いやいやそうでも無いのはその二人の反応を見れば一目瞭然だろう」 「二人───ヒィ!!先生!なんか俺あの二人に凄い目で見られてるんですけどっ!!?」 「ククッまあそうだろうな。フラットのスペックでこのバーサーカーと組めば厄介な敵になるのは明白だからな」 「あれ?じゃあ俺結構ナイスチョイス?」 「まあ偶然だろうが選択は悪くは無い。お前の才能なら自滅するまでのタイムリミットが並のマスターと比べたら長い筈だ。 となると遅かれ早かれヘイドレクと戦う可能性が高くなるわけだ。あまり歓迎出来る話では無いだろう二人とも?」 「───はい。出来るんであれば遠慮したい相手です。そいつの持ってる魔剣は曰く有り過ぎですし」 「でもマスターがミスタ・エスカルドスですし、ある意味御し易くなっているのではなくって?」 「そう言われればそうよねぇ……。フラットってどことなくどっかのバカ(※士郎君の事ですw)と似た様なトンチンカンな行動パターンしてそうだし……」 「…………それは……ある意味難敵であることには変わりありませんわね……。こちらのペースを乱すと言う意味では……」 「「───ふぅ」」 「あれ?もしかして俺バカにされてたりします?」 「放っておいてやれ。彼女たちにも色々と苦労があるのだろうさ」 「はぁ、そうなんですかねえ……?」 「ではそろそろ個別解説に入ろうと思う。今回はセイバーのディートリッヒから入ろう」 「ディートリッヒの能力は以下の通りだ。筋B耐C敏B魔C幸D宝A。対魔力B。騎乗A。能力値には典型的なセイバークラスのだな。何か気になる点はあるか?」 「いいえ。耐久が基準値と比べた場合若干低目かなと言うくらいです」 「ですけど宝具ステータスがAなんですし許容範囲ではなくって?」 「そうね。スキルも心眼(真)C持ってるし、魔術に対する守りも堅いし」 「あ、あのぅ先生……俺、口を挟む余地が無いんですけど…?(ボソボソ)」 「あの二人が優秀なだけだ。お前は今まで通りやってれば良い。では先に進める。 スキルは今ミス・トオサカが言った様に心眼(真)CとカリスマCを持っている。 まあカリスマはサーヴァントディートリッヒには殆ど不用なスキルだが心眼(真)は良いスキルだ。 様々な武勇伝や戦闘経験値を持つディートリッヒにはまさに鬼に金棒なスキルだと言えるだろう」 「この人って巨人や勇士、それにシグルドとも戦ったんでしたよね」 「では宝具に入るがやはりかなり上質の英雄だな。宝具が三つ、しかも武器と防具をバランス良く持っている」 「攻守良し。案外隙無しね」 「『不尽の巨剣』はBランクの強化タイプの宝具だ。剣の大きさが増えるだけでなく筋力と耐久のステータスもワンランク上がる」 「これ剣の長さは最大で10m近くいきそうですね。燃費もそんなに悪くなさそうな感じですし」 「攻守に続いてレンジまで良し……流石にセイバークラスなだけはあるわ」 「『憤怒の炎』はディートリッヒの噴く灼熱の炎だな。火炎の威力+竜種由縁の防御宝具やスキルの無効化。 注意点は燃費自体は悪くないさそうだが、物珍しい為使うと即真名バレする可能性が大ってところか」 「そして最後は目玉宝具の『不滅の巨兜』の効果だがCランク以下の斬撃を無効化しBランクの斬撃のダメージも減少。 さらに兜に対する攻撃はそのダメージ分のカウンター機能まで付いている。おまけに破壊されても修復するのか……」 「これ本当にCランクの宝具なんですの?」 「仮にだけどAランクあったとしても驚かない性能よねこれ……」 「ところで巨人の兜って事は当然大きいんですよね?被れるんですかねこれって?なんか甲羅とか釜倉みたいになりそう……」 「ミスタ・エスカルドスはちょっと黙っててくださらない?」 「ごめんなさい……」 「まあ取り合えずこの兜だが能力説明からすると鎧の効果もある可能性がある。頭部だけでなく身体も守る兜と言ったところか? ではこの兜の弱点は何だと思うミス・エーデルフェルト?」 「そうですわね……遮断する攻撃の種類が『斬撃』と限定化されている部分、だと思いますわ」 「うむ。『攻撃』ではなく『斬撃』とあるのは恐らく刃物などによる攻撃に対する概念武装だからだろう。つまり……」 「刃物以外で攻撃すればいい。って事ですねエルメロイ教授?」 「そうだ。ただし対魔力がBランクとかなり高ランクだから魔術では効果が無いだろう。 対魔力はCランクでも強力だと言うのにBランクだとほぼ鉄壁だ。大魔術クラスでも傷付けるのが難しいんではなぁ。 よってこの兜には勇猛スキル持ちの格闘技能を持つサーヴァントや射撃を主体とするアーチャーが有効になる。例で言えばべーオ───」 「ベーオウルフやヘラクレス辺りかなぁ?」 「私の台詞を取るんじゃないミス・トオサカ!ファック!相変わらずお前は最悪な日本人だな!」 「ほーっほっほっ!もっとこの野蛮人に言ってくださらないプロフェッサーエルメロイ二世!」 「ルヴィアあんたねぇぇ!」 「あぎゃ!?痛っ痛い!流れガンドが俺にっ!!」 「次はランサーヘクトル。ステータスとクラススキルはこれだ。筋B 耐B 敏A 魔D 幸E 宝C+ 対魔力C」 「流石はトロイア最強の英雄なだけあって筋耐敏が一流だ。幸運はやはりと言った感じか。いやまあ幸運はEランクが割と普通だがな」 「ワタクシが目に付けた英雄である以上一流なのは当然ですわ」 「でも物凄く苦労人よねこのヘクトル……おもに弟のせいだけど。なんか桜を見てるみたいな気になるわ」 「まったくパリスの様な男は一度八つ裂きにされた方が良いですわね!」 「ではミス・エーデルフェルト。ヘクトルの特徴を言ってみてくれ」 「勇猛B、仕切り直しD、心眼(偽)Bと言った保有スキルといい宝具の能力といい真っ向勝負、それも一騎打ちに強いタイプ。 ん~ワタクシからは文句のつける点は特に無いですわ」 「うん、私も特に言うことがない。強いし堅いし速いしでスキルも無駄なものも無いし。戦闘可能レンジも宝具でカバー出来てる。 普通に強くて良いサーヴァントだとしか言えないな……格的にも普通に戦って普通に勝負に勝てる戦闘力だろうし」 「次───行きますか?」 「───うん」 「アーチャー、源為朝のステータスは以下の通り。筋力B 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運E 宝具C。対魔力C。単独行動A」 「で保有スキルは矢よけの加護D、厄除けの加護A、猿臂の射A。筋力B+猿臂の射Aで随分と攻撃力が上がりそうな弓兵だな」 「先生ーこの人アーチャーなのに矢避けの加護持ってますね。活用場面があまり無さそうですけど……」 「弓兵が自分だからな。ヘクトルの投擲を───どう考えてもランク的に無理だな」 「これならまだ味方にも効果を分けられる厄除けの加護の方が出番が有りそうですわ」 「で宝具『弓張月』だが。これ単体はランクもCと正直大したものではない。だが弓の攻撃力を上げる猿臂の射スキルとの相性が良い」 「戦略的には宝具の打ち合いをするよりも、宝具の能力と猿臂の射スキルを使った通常攻撃で削っていく。ってところかな?」 「まあそんなところだろうな」 「ライダー。エドワード・ティーチの能力はっと───」 「はい先生!以下の通りです。筋力C 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具C。クラススキルが対魔力Dに騎乗C+です!」 「う、うむ。……まあ判ってると思うがあまりお薦め出来ないな。フラット、その心は?」 「はい!属性が混沌・悪と言う素敵属性だからです!」 「というかそれ以前にこいつが悪党だからでしょ?おまけにあんまり強くはないわ」 「正解。属性もあるがこの履歴の時点でティーチを信用するマスターはただのアホだ」 「略奪上等の有名海賊だものねぇ……あ、でも日本でも知名度は結構あるか玩具にまでなるくらいだし」 「あ!それ俺知ってますよ黒髭ゲームでしょ?樽にナイフ刺して当たりが出たら人形が飛ぶやつ」 「そうそう。パーティーゲームでやるとそれなりに盛り上がるのよねー」 「ああ、それなら私もやった事あるな。ルールや縛りを付けてやるとそれなりに面白くなるぞ」 「「おおーっ玄人だ」」 「…………。(さ、三人が何の話をしているのかさっぱり理解出来ませんわ……一体なんなんですの黒髭ゲームって?)」 「おっと、話が逸れた。保有スキルが恐怖の黒髭C、戦闘続行C、地形適応Eがあるが注意する必要がいるのは恐怖の黒髭Cだな」 「でも先生これ対魔力Cで回避可能じゃないんですか?ならサーヴァントにはあんまり……」 「注意しなきゃいけないのはサーヴァントよりもマスターの方よ。普通はマスターとサーヴァントは一緒に行動するわけだから───」 「マスター対マスターの時に悪影響が出る可能性は十分ですわね。特に宝具との組み合わせはマスターにとって大きな足枷になりますし」 「ではその宝具『復讐の女神』解説だが。やはり帆船な分多少制限は受けるようだが幸いフユキには河も海もある。使用できないという事態にはならないだろう」 「これ、結構エグい宝具ですよね教授?」 「ああそうだな。で、君はどこら辺がエグいと思うのかな?」 「帆船は海の上でこっちは基本的に陸の上。相手に先手を取られると、こちらから仕掛けなければ大砲が飛んで来て、船に侵入すれば平衡感覚を奪われる。 サーヴァントは霊体化して船に侵入すれば良いけどそうなるとマスターは陸の上に取り残される事になる。 よってマスターを守りながら帆船に侵入を試みるならサーヴァントは干渉力の問題で実体化して海を渡るしかなくなる」 「うむ、戦闘中に霊体化しているメリットは殆ど無いからな」 「でもマスターと二人で海を渡るのも相応のリスクがありますわね。マスター共々空を飛べれば話は変わって来ますけれども」 「そんな苦労して船に乗り込んでもハンデがあるのよねえ。陸から吹き飛ばすのが一番良いんだけど、こちらの宝具次第では手こずるのは必至ね」 「うむ。まあティーチについてはこんなところだな。では次に行く」 「ティーチにはもれなく可愛い悪性精霊がついてくるのもお忘れなく!」 「フラット……それは言う必要はあるのか?」 「なに言ってるんですか先生!あるに決まってるじゃないですか!というかマスターによっては選択理由にまでなってるんですよ!?」 「そ、そうなのか───?」 「そうなんです!ですよねえ?全国のちびっ子を愛する諸兄たちよ!」 「次はキャスターのオルフェイス行きませんか先生?」 「ん?それはまあいいが。ステータスはっと…ああこれだな。筋力E 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具B」 「スキルが陣地作成Cに道具作成C。それに芸術審美B+に神性B、呪歌Aです」 「オルフェイスは歌を媒介に神秘を行うキャスターだ。流石は神代の英雄、ただの歌にも魔力が篭っている」 「魔術師かぁ……あのエルメロイ教授、オルフェイスは本当に魔術師なんですか?」 「ん~。厳密には魔術師ではないが魔術師にカテゴリされるゆえにキャスターとでも言うか……まあゴドーワードみたいなタイプじゃないか?」 「…??ゴドーワードってなんです先生?」 「まあ判る奴には判る。なあ画面の前のマスター諸君?」 「あの……誰に言ってるんですか?」 「おほん。ではオルフェイスの解説に入るが伝承的にも魔術師としてのスキルが乏しそうなため道具作成や陣地作成スキルにあまり過度な期待はしない方が良いかもしれない」 「ただ芸術審美スキルがB+とランクが高いため監視でもいいので積極的に戦場の様子を探ったり諜報活動をしたりした方がマスターにとってプラスになる」 「そして宝具の方だが、これは我々魔術師も持つ、術者強化の補助礼装とタイプが同じだな」 「尤も性能はワタクシたちのソレとは段違いもいいところですわ」 「この宝具で強化されたオルフェイスの歌は『統一言語』と少し似ている部分があるな」 「琴座にもなった知名度と動物や神すらも魅惑する歌。キャスターだからと侮ったら痛い目みるでしょうね」 「キャスターだが敵にすると意外と厄介そうだぞ。では次にいく」 「次はバーサーカー、ヘイドレクだ。うむようやく典型的なバーサーカーが来てくれたと言う感じだな」 「筋B 耐C 敏C 魔D 幸D 宝A 。狂化Bでもこのステータスってのがたまりませんねえ」 「ステータスは筋力と宝具が特に際立っている感じか。正体は北欧神話の狂戦士一族の一人ヘイドレク」 「自分で選択しておいてなんですけどやっぱり聞いたこと無いですハイ」 「まあ有名な逸話がオーディンとの知恵比べと魔剣の話くらいしかないしね」 「だがスキルは中々に良いのが揃っているぞ。蛮勇Bに追撃Dに無謬の叡智Aか。 元々クラスの問題で蛮勇のデメリットは殆ど無いと考えられる上に、宝具がガンガン押し切るタイプだから追撃Dとの相性も良い」 「宝具が強力な分警戒して逃げようとした敵を追い討ちで仕留められる機会がある、か。下手な探りは逆に命取りかな」 「無謬の叡智は知りたい事を相手との問答で算出するスキルだが───ふむしかしバーサーカーの割に似合わんスキルを持っている」 「しかしミスタ・エスカルドスがマスターだとちょっと使えこなせそうにないスキルですわねホホホ」 「………ぐすん」 「さてと肝心の宝具の方だが流石は彼のオーディンも警戒した一品。かなり危険な臭いがするな、敵にとってもマスターにとっても」 「持ち主に栄光と破滅をもたらす『魔剣』の代表例ですし。その手の言い伝えには事欠きません」 「効果は戦闘力の大幅な強化と魔剣による精神支配による無謬の叡智の解禁だ。 この魔剣は呪いの様な美しさでも有名な為、芸術審美スキル持ちは正体の看破がし易い……が逆に魔剣に魅入られて手に取らない様に細心の注意を払っておくことだ」 「こういうのって剣マニアとか危なそうよねぇ。まあわたしの知り合いにそういう奴は───あ……一人、いや二人居たけど……いや流石にアーチャーは…でももう一人の方が……ぶつぶつ」 「あらどうしたんですのミス・トオサカ?またいつもの様に拾い食いでもしてお腹を壊したのでしょう?」 「拾い食いなんかするわけないでしょうっ!!」 「まあヘイドレクは最後まで残れるかは微妙なサーヴァントだが他のマスターにとっては間違いなく障害になるサーヴァントだ注意しろ」 「では先生最後にアサシン張三豊をお願いします!」 「いや毎度の事だが物凄いのがアサシンで来たな。まあそれは良いとして早速能力解説に入ろう。ミス・トオサカステータスを」 「はいどうぞ。筋力D 耐久E 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具C 気配遮断B」 「やっぱお爺さん?なだけあって筋力と耐久が低いですねー」 「それは関係ないと思いますわよ?」 「張三豊はアサシンクラスと言うのと東洋の魔術基盤に精通してるだけあって敏捷と幸運それに魔力が高いのが特徴だな」 「先生、この仙人ってやっぱり攻撃って拳法ですかね?」 「太極拳の達人だしやっぱ拳法を使ってくるんじゃないか?宝具も拳法からのモノだし。ただ身長的にリーチはあまり無さそうだが……」 「で保有スキルだが、心眼(真)B、透化A、仙術Cの三つだ。どれも修行の末に身に付けたような張三豊らしい保有スキルだな」 「教授。わたし仙術にはあまり詳しくないのですがどんなものなんですか?」 「うん私も判らん」 「…………全然?」 「そもそも専門分野じゃ無いのだからしょうがないだろう?実物を見ればまだ何か判るかもしれないが」 「つまりデータ不足と?」 「うん」 「………ぁぁ判りました宝具へ行って結構です」 「うむ。張三豊の宝具『元始太極功』は完全に受けの宝具だな。しかも迎撃じゃなく護りの宝具か」 「相手が攻撃してくる事が前提ですものね」 「マナとオドを利用した究極の受け流しの技法か……当然魔術の攻撃も受け流すだろうな」 「防御力が優れている分、いまいち攻撃力に欠ける印象のサーヴァントですわね」 「君は押せ押せの性格だからな」 「ハイ!ところで先生にこんな質問が届いてます!」 「ん?質問か?なんだ言ってみろ。答えられる事なら答えよう」 「では遠慮なく。生徒 228君からの質問です。 マスターV先生、地味チートのホンダム侍とエロ爺仙人の二人が接近戦で戦ったら、どっちが勝つんですか? つーか次の講義マダー?チン!チン!早くしろよロリコン教授ファッキュー!……だそうです。いやぁ世の中命知らずって居るもんですねアハハ」 「……フラットと 228は後で私のところへ来い。いいな?絶対に来るんだぞ?」 「な、なんで俺もなんですか?!」 「楽しげに読んだお前も同罪だ!まあ大方の人間が思っている様にこの両者が戦えば持久戦になるのは必至だ。 だがそれでは面白く無いだろうから敢えて白黒付けるのならば本多忠勝が有利と私は予想する」 「へぇ面白いですね。で教授その心は?」 「両者の敏捷と攻撃レンジの差だ。仮にお互いの保有スキルをスキルで相殺してもこうなるだろう。 蜻蛉切は通常の槍よりさらに長い。本多忠勝は通常の槍兵よりもずっと遠い間合いから張三豊の前進を迎え撃つだけでいい。 一方の張三豊は蜻蛉切を受け流しながら間合いを詰めなくてはならない。だが受け流し中少しでも槍の穂先に触れればダメージ判定を受けてしまう。 さらに張三豊が間合いを詰め切っても敏捷の差で最悪離れられる場合もある。特に本多忠勝は耐久を犠牲にしている分回避率が高い槍兵だからな。 よって以上のことから受けに回るだけでも攻撃が成立する本多忠勝が有利───と思ってたんだが、最近の研究で仙人は超ヤバいと言う事が判明した……」 「あー俺それ知ってますよ。なんか菌糸類の神さまが言ってたやつでしょう先生?」 「ああ。データだけで比べると本多忠勝が有利なのだがその話を考慮した場合だと、 本多忠勝ではどう考えても勝ち目が薄いと言うことになる。下手すると勝ち目自体が無いかもしれん」 「へえなんでですか?」 「『仙人は強すぎる』なんだが問題は最高レベルの英霊が出揃ってる第四次聖杯戦争の面子でも仙人は強すぎるらしいと言う事だ。 やはりこの世界でも当時スレ内で中国では仙人>神様だってと言われてた通り仙人はヤバいらしい……」 「HAHAHA~英雄王、騎士王、征服王、完璧なる騎士が居るのにそれだとどう見積もっても最高レベルのサーヴァントになりそうですよね張三豊のお爺さんって」 「……OhYes。太極拳や少林寺って言ったら誰でも知ってるって位の知名度でおまけにそれ縁の伝説的な仙人では残念だがどう考えても戦国武将が手に負える相手じゃない」 「いやぁ危うく自信満々に勝敗予想して大自爆するところでしたね~先生?俺も後ちょっとでも講義が早かったらと思うと冷や冷やものでしたよ!」 「まったくだ。いや危うく僕も恥かしい思いをしてしまうところだった」 「あのところで教授総まとめの方はよろしいんですか?」 「まあ纏めと言っても皆鯖第四次のお薦めはミス・トオサカやミス・エーデルフェルトが選んだディートリッヒとヘクトルだ」 「あの先生……俺が選んだヘイドレクは?」 「明らかにハイリスクハイリターン過ぎるだろうそいつは。確かにセイバーやランサーにも勝ちかねん魔剣を持っているがそのせいで長く持たん。 そいつの魔剣は小人の呪いのせいでいつか破滅するからそいつよりはオルフェイスの方が全然薦められる」 「ところで教授はこの七騎が戦うとどうなるとお考えですか?」 「順当に行けばと決勝はディートリッヒとヘクトルの一騎打ちになるんじゃないか?もしくは仙人超パワー使用で張三豊の独壇場かだ」 「番狂わせは無しですの?」 「可能性で言えば応用性の高いオルフェイスが決勝まで残っている可能性がある。それとヘイドレクの魔剣に有力候補が潰される可能性も有るかな」 「でもそのヘイドレク自身は残り難いっと……なんだかなあ」 「黒髭自体はそこまでの脅威では無いが誰が戦っても消耗は避けられないから源為朝にも出し抜くチャンスがある」 「う~ん予想通りかなり混戦してるわね」 「この面子で生存競争をする場合は力が拮抗してる分、如何に他者を利用して勝ち残るかの方に重点が置かれる。 駒の質ではセイバーとランサーが圧倒的だからな。よってある意味今までの中で最もマスターの力と采配が問われる戦いになるだろう」 「優れたマスターが残る聖杯戦争か。うんじゃあわたしの勝利で決まりね」 「あ~ら何を寝ぼけているのかしらミス・トオサカは。貴女ごときで勝てる戦いならさぞ猿でも余裕なんでしょうね?」 「ハン何を言い出すのかと思えば過去に聖杯戦争に参加して無様に逃げ帰ったエーデルフェルトじゃ負けは必至なんじゃない?」 「五連敗もしたトオサカに言われたくないですわね?」 「あ、あの二人ともちょっと落ち着いてくださいよ!」 「「うふふふふふ───!!」」 「さて久しぶりでまた長くなってしまったがこれで今回の講義は終了だ。 私は被害を被らない内に撤退することにする。それじゃフラットあとは任せたぞ?」 「え?え?ちょ、ちょっと先生!?待ってあのグレートビックベン☆ロンドンスター!!これどうしろって言うんですかっ?!」 「さあ?仲裁か生贄で4649!協会生徒曰く『トオサカとエーデルフェルトがかち合う授業には出席するな』だぞフラット君?」 「よよよろしくって、ちょ待っ───野生のバーサーカーが、あ、あああアアアあアッーああああ」 「さてと腹も減って来た事だし、後方からの聞こえる気がしないでもない景気の良いBGMでも聞きながら穏やかな昼食を取るとしようかな」 「「■■■■■■■────!!!」」 「せ、せんせぇぇぇええタスケテェェエエ!!」 ~FIN~
https://w.atwiki.jp/xj1ephkhetn7uaj/pages/36.html
マスター不在の状態で召喚されたサーヴァント。 聖杯戦争が始まってから、一週間まではマスターなしでも活動できる。 単独行動や単独顕現があると更に一日追加。 はぐれサーヴァントと再契約を交わしても追加の令呪は手に入らない。 大きなメリットはマスター枠の願いがないため同盟を組みやすい。 デメリットはマスタースキルや令呪などの恩恵を受けられない。
https://w.atwiki.jp/n4908bv/pages/3027.html
識別結果 ストーンサーヴァント ??? イベントモンスター 魔物 ??? ??? ??? ??? 岩で出来た人形。ドワーフを模している
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/296.html
マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 六時限目 「先生ーフラット君ですよー久しぶりの皆鯖講義のお時間ですよー?」 「やれやれ全く……あっちに行ったりこっちに行ったりなんだと言うんだ…。 おまけに何故自分の誕生日にまでこんな事をしなければならんのだ!戻って来い我が平穏!」 「先生!プレゼントを用意してるんで早く教室に来てくださいよ!」 「フラットの奴……またなにかロクでもない物を用意したんじゃないだろうな……はぁまったく」 ~教室~ 「ではさっさとやってさっさと終わるぞ。席に着け」 「うむ。ではそうするか」 「────ん?なんか聞き覚えのある声が……?」 「どうしたんですか?先生?(ニヤニヤ)」 「いや気のせいだ。あいつが此処にいるわ───」 「どうしたのだ坊主。さっさと始めんか(ニヤニヤ」 「──────は?らららライダー!!?な、なんでおまえがここ、え、え?」 「やったードッキリ大成功ですよイスカンダルさん!イエーイ(パチーン!)」 「わはははははは!おう坊主の弟子。見たかさっきの坊主の間抜けなツラ!(パチーン!)」 「は?は?意味が判らない。なんだコレはなんで何故ライダーが此処にいるんだよ!」 「SSスレとこのイスカンダルに不可能無し(キュピーン!」 「うおー超カッコイイですよ!!サ、サインよしてくださいサイン!!あと握手も!」 「おういいぞ。征服王いすかんだる。ここに征服完了、っと(カキカキ)」 「はぁ~超レアモノGETだぜっ!b」 「で、フラット説明して欲しいんだが?」 「ですから先生の誕生日のお祝いですよ。あと今回で講座SSが目標回数の6回に到達した記念も込めて」 「超特別ゲストに余が遥々張ったと言うわけだ」 「あ、これどうぞ征服王様用の来賓の席です。備品かっぱらって来たんですよ」 「お?坊主の教え子にしては気が利くな」 「王様に褒められましたよ俺!イヤッホゥ!」 「……で?フラット一応訊いておくが真意は何だ?」 「ですから先生。目標回数に一応到達したので今回で暫定的な最終回になるからですよ。 このSS始めた辺りで完成してたのが確か皆鯖第十次前後で、お蔭様でそれなりに好評みたいでしたからせめて半分位はやりたいなーって。 六パターンもあれば分析データとしては一応足りるかなぁとも思ってましたし。 まあ時間があれば第七次分以降もやれたら良いなとは思いますけどとりあえずFateASの方がヤバいんで」 「やはり最終回は豪華にいかなくてはな。豪華さだけにかまけてあの金ぴかを呼ばなかっただけでも坊主の弟子は評価できるぞ」 「いや~ははは」 「───で、こいつがここに居るのか?」 「はい。先生も嬉しいでしょ!気を利かせたんですよ俺───熱うぅぅい!!葉巻!葉巻がオデコにっ!?先生それ灰皿じゃないです俺です俺!」 「ん?ああすまんすまん。ワザとだ(しかし、これは何というか………なんだこの授業参観状態は………)」 「ほれ坊主早く始めんか。身長は伸びとらん様だが中身はあの時よりはちょ~~っぴりは成長したんだろうな?ん~?(ニヤニヤニヤ」 「………ムッ………わかったいいぞ。では、第六次皆鯖の講義を始める」 「六次の面子はルノー・ド・モンドヴァン。ヴラド・ツェペシュ。トリスタン。アロンソ・キハーナ。自来也。ザッハーク。ソロモンだ。 見ての通り大物から有名所にマイナー、さらにキワモノまで一通り揃っている泥沼戦線が六次の特徴だ」 「パラディンに円卓の騎士。串刺し公に魔術王に悪魔モドキに忍者とバイタリティ富んでますねぇ。誰が残ってもおかしくないです」 「坊主この面子の中でお前が一番注意している相手は誰だ?」 「それはライダーまたお前と組んだ場合の話か?」 「余以外のサーヴァントがどこに居るんだ」 「む、それもそうだな。………キャスターのソロモンだ。ライダーの対魔力とソロモンの能力を考えればなこいつが一番厄介だ」 「ふむふむ」 「じゃあ個別の解説に入る。アサシンの自来也からいくかな。 自来也は高い気配遮断スキルを有しており皆鯖では真っ当なアサシンクラスの部類になる。 こいつの最大の特徴は蝦蟇を媒介にした魔術を使う。『忍蝦蟇』という礼装を持っている為自来也が扱える魔術の種類は多様と言える」 「この人、アサシンクラスにしては結構万能な方ですよね」 「だな。アサシンの本家であるハサンに追随する気配遮断と忍法、それに妖術。幅広い戦術戦略が可能なため嘗めてかかると死ぬだろう」 「おまけに自来也の宝具は意外と使える。 巨大な蝦蟇の幻想種に変化する『妙高仙道大妖蝦蟇』だが、背中にレンジ5~40の大砲、身体能力の強化や保護色による隠蔽の能力。 そして最大の利点として『空蝉の術』と併用すれば一度だけなら倒されても死なないと言う保険を持っている。 一時的に宝具を失うデメリットも大きいが、一度だけなら無事だと言う精神的な余裕は勝負所では大きなメリットになる」 「まあ死なんと判っておれば敵よりも一歩でも深く踏み込めるからな。このアサシン意外と強くないか坊主?」 「アサシンクラスにしては強いさ。総合的に見てもね。能力値も悪くないし、雷獣などの幻想種とも戦ってるから戦闘経験値も豊富だし」 「して坊主。肝心の攻略はどうする気だ?」 「まあ戦況にもよるけど僕ならこいつは出来るだけ早い内に潰しておく。 いくら戦闘力に長けてると言っても流石に真っ向勝負をしかけてくるとも思えないからさ。 自分の所に来たら絶対に逃がさすに返り討ちにする。 来なかったら他のマスターを張ってそいつのところに現われた自来也を側面から叩いて潰す」 「なんだ坊主、意外なほどに積極的な方針だな?」 「自来也は放って置いたらこれと全く同じ事を自分にされるだろ。 戦闘力に長けてる分、自分のサーヴァントが他のサーヴァントと戦闘してる場合に自来也に襲われたらその時点でその聖杯戦争は負けだ」 「難敵は倒される前に倒す、か。うむ坊主も中々戦いと言うものが判ってきたようだな!」 「……いいから次の奴に行くぞ」 「あれれ?先生照れてるんで────うぎゃ熱いっ!!!」 「次はライダー、アロンソ・キハーナ。まあドン・キホーテの方が通りはいいだろうな」 「性能の偏り方が半端じゃないですねこのドン・キホーテさん」 「まあ見ての通り英霊としての実力は下から数えた方が早いかもしれない」 「確かに英霊としてはそんなに強くはなかろうな。ステータス的に考えても」 「ライダーの持つ宝具『我、騎士道を邁進す』は補助系統の宝具だ。 攻撃力は皆無だが英霊やマスターに対する撹乱能力がズバ抜けている。 特に司令塔のマスターに対する撹乱が凄まじくマスターの性能透視能力が無効化されるどころか逆に仇になる」 「余はマスターでは無いからわからんのだが───実際にコレ食らうとどうなるんだ坊主?」 「普通のマスターならまずサーヴァントに与える指示や取る行動を間違えるんじゃないか? ステータスオールAに視えたり、場合によっては周辺物が幻想種に見えたりするタイプの宝具のようだし」 「あとスキルの『錆び付いた英雄譚』が意外に面倒なスキルだ」 「あの~先生……これ正直無敵なんじゃ?」 「私はそうでも無いと思うがな。……ライダーはどう思う?」 「余も厄介なスキルだとは思うが無敵とは思わんな」 「え?え?なんでですか二人とも!説明文読む限りじゃ無敵っぽいじゃないですか!」 「ではフラットお前に訊くが、これはいつの時代まで遡ればファンブル率が100%になるんだ?」 「あ……」 「まあそういうことだ。 時代が古くなればなるほどアロンソに対してファンブル率が上がるが残念ながらアロンソではそこ止まりだ。 アロンソの能力値が低い分、高い攻撃力や高い防御力を持つサーヴァントなら百発外しても一発当てられればそれで十分に勝算がある。 特に中世辺りの英雄は錆び付いた英雄譚的に天敵だな。 時代が半端な割には今次に居る円卓の騎士やパラディンの様なレベルの高い英雄がゴロゴロ居る」 「ガッデム!くそう!俺絶対にドン・キホーテは強いと思ったのにぃ!」 「いま言った通りアロンソは単体じゃまるで勝負にならん。 何せ決め手になる攻撃力が全く無い。おまけに最高ランクの精神汚染まで持っている」 「うわーうわー!もう聞きたくないー!」 「だがそんなアロンソも運用法をちょっと変えるだけでとんでもなく化けるぞ?」 「キター!マスターVキター!!でその運営方法は!?」 「簡単だマスター同士で手を組めば良い。 ただし絶対に裏切らない相棒を見繕わないと駄目だぞ?でないと最後の最後に裏切られるから。 それか攻撃力に超特化したマスターがアロンソを召喚するかだ。 まあこちらは少数派だな、サーヴァントすら害せる高火力マスターがそういるわけない」 「遠坂時臣さんや言峰綺礼さんがやったみたいな事ですよね?でもなんで手を組むんですか?」 「アロンソに決定的に足りないのは攻撃力だ。防御力の方はスキルと宝具で割りと低くはない。 よってその足りない攻撃力を味方のマスターの従えるサーヴァントの力で補う。 アロンソを前面に立たせ戦況を混乱化、錆び付いた英雄譚のファンブル能力を上手く使い敵の足止め、そしてもう一体のサーヴァントが敵を側面から叩いて潰す。 ・・・ま、基本戦略としてはこんなところか?」 「まあ戦術としては妥当なところだな。では攻略の方はどうする?」 「強力な英雄ならば基本的に撹乱に惑わされずに真っ向勝負さえすればアロンソには勝てると思う。 普通にやってもライダーが勝つだろうけどどうせなら最後まで残しておいて『王の軍勢』で蹂躙すれば良い。 百発ミスするんならこっちは千発当ててやるさ」 「ほうほう(ニヤニヤ」 「な、なんだよっ!」 「ランサー、ウラド・ツェペシュの個別解説に入るが───」 「ブチ殺すぞヒューマン!!」 「エイィィィィイメンッ!!我らは神罰の地上代行者、殴っていいのは異教徒と化け物だけです」 「っておい危険なネタは止めろお前ら!!?大体ライダーお前どこでそんなネタを───」 「坊主の弟子にコレを借りた(某吸血鬼ドンパチ漫画」 「てへっ」 「フラットォライダーに妙なもん貸すなー!こいつが真似してロンドンに攻め込んできたらどうする気だ!!」 「ぶほっ!!(バキッ!)またぶたれた!?先生最近ドメスティックバイオレンス気味ですよ!」 「誰がDVだ!まったく……。さてこいつは彼の有名な吸血鬼ドラキュラなどの元ネタと言われる串刺し公だ。 トルコ兵の串刺し山は日本でも有名だな。よって知名度による補正が貰えるかもしれん」 「肉体的性能は槍兵クラスにしてはそんなに高くは無いがその分精神的性能でカバーしとるな。結構バランスは良いぞ」 「あこらライダー、勝手に解説するなよ」 「ちょっとくらいいいだろうに」 「おほん。でウラドの保有スキルは『串刺しの杭』以外は宝具の補助をするスキルだ。 先程触れた『串刺しの杭』はサーヴァントは恐らく無事だろうがマスターは要注意しろ。 この手のスキルを持ってるサーヴァントと戦った場合マスターVSマスターの戦いに縺れ込まれて大抵負けるから」 「まぁ士気が激減しておるからな。どんな強者だろうと士気があまりに低くては勝てるもんも勝てん」 「………(なんか、なんだかんだと息ピッタリなんですがこの二人……)」 「さてウラドの宝具『餓え渇く飲血の領地』は夜間だけ使える血液を燃料とした吸血鬼の能力を再現する特殊能力だ。 吸血能力を始め霧になったり蝙蝠に化けたり狼に変身したりと出来るが最大のポイントは復元呪詛が付く点だな。 いくら死に難いサーヴァントと言えど流石に肉体の大半を戦闘で失えば消滅するのは間逃れない。……だよな?」 「うむ。流石に余も胸から下が全部無くなるような状態になれば消滅するな。 そんな状態でもなんとか動けるのは戦闘続行スキル持ちくらいじゃないか?」 「へぇ地味だけど意外に使えるスキルだったんですね戦闘続行スキルって」 「まあAランクともなると霊核の心臓潰されてまだ抵抗できるレベルだからな。 で話を戻すがその大半の肉体を失った状態からでも戦線復帰が可能になるのが『餓え渇く飲血の領地』の強みだ。 また魔力ではなく血液を宝具の燃料にしているため魔力の無いヘロヘロの状態でもこの宝具は使えるのも利点だ。……とは言ってもその逆もあるが」 「そして『餓え渇く鮮血の粛杭』の方だが見ての通り使用する場所によっては無差別宝具にもなる非常に危険なシロモノだ。 特にライダーやチンギスハンの様な軍団系宝具や巨大生物系の宝具を持つ英霊とは相性が悪い。 これらの宝具が持つメリットがそのままデメリットとして自分たちに跳ね返るからな。 おまけにこれだけの威力を誇っていながら燃費も良い。と言うより全体的にウラドは燃費が良く使いやすいな」 「う~むうむ。よし!では坊主よこのイスカンダルが問うてやろう。このウラド・ツェペシュ、貴様ならどう攻略する?」 「……。まず両者の性質は真っ向勝負型だ。ただ『王の軍勢』は『飢え渇く鮮血の粛杭』と相性があまり良くない数が数だから。 それに『串刺しの杭』の存在も考慮すれば自然と答えは出るさ。 僕も『神威の車輪』に乗って戦い、ウラドが宝具を使ってくればよりランクの高い『遙かなる蹂躙制覇』で応戦すれば僕たちの勝ちだ」 「ほう。うむうむ(ニヤニヤニヤ」 「だからなんなんだよさっきからおまえっ!!」 「次はバーサーカー、ザッハークをやる」 「こりゃまた凄いのが出てきとるな……マスター無しでも活動出来るバーサーカーとは」 「物凄く迷惑なサーヴァントですねザッハークさんって。能力値も高いから余計に」 「単独行動以外は特にこれと言ったスキルは無いな。予知スキルもバーサーカーでは有効には使えまい」 「一番の問題は宝具の『憑き纏う呪いの双蛇』だな。 宝具性質上どう考えてもザッハークと言う怪物が聖杯戦争に紛れ込んだ──と言う構図にしかなりそうにない。 だが宝具のランクがA+とかなり高いから下手なサーヴァントでは勝てんぞこれは」 「というか滅茶苦茶不釣合いな絵面ですよね。177cmの体にレンジ1~30もの双蛇が付いてるんですよ? 本多忠勝さんと蜻蛉切以上の不釣合いぷりです!」 「しかし前々から思っていたんだがフラット。お前はどうでもいいような事ばかりに目が行くな?」 「そんなぁ褒めないでくださいよ照れますよ俺!!」 「全然褒めてないだろう!」 「まあこれ以上特に言うことは無い。実力のある英霊なら幻想種退治と同じ要領で倒せる筈だ」 「なあ坊主、正直こいつは貴様ならどうするよ?」 「普通なら放っておいて勝手に自滅するのを待つところだけど……性質が悪いからな。色んな意味で邪魔になるようなら倒すよ」 「倒す、か」 「そうだよ・・・」 「さて次はセイバー。ルノー・ド・モントヴァンでもやるか」 「もうセイバーがきたー!」 「まあ言わなくても判ると思うがこのルノー。まず変人で間違いない」 「なんで断言できるんですか?」 「怪人大国フランクの英雄だぞ?シャルルやローランと同じ王族の人間だぞ? テュルパン大司教でさえ結構微妙に変人?な気があるのにルノーがまともな訳ないだろう」 「先生が言うなら間違いないですね。なにせアレのローランさんがアレですし!」 「アレのローランがアレでなくてもローランは伝承からして元々アレだ」 「能力値とスキル共にランクの高いものが揃っており、アーチャークラスでもないのに単独行動をもってるのは良い。 ただ伝承的に放っておくとフラフラとどこかに行きそうだからその辺は注意しておいたほうがいいぞ」 「本気で冬木の街で迷子にならないとも言い切れませんしねルノーさん……」 「シャルルズパラディンの三強の一角である以上、まず戦闘技能も非常に高いと言えるだろうな」 「しかも宝具『揺らめく焔天』は刀身に幻惑の効果があり、ルノーの通常戦闘力もあってかなりやり辛いはずだ。 また真名の解放による宝具能力が地味に強い。 突然剣の軌道が鞭の軌道に変わり、間合いが伸びる。その上、魔力値の低い者がまともに喰らえばその時点で燃え尽きて死ぬ。 致死性の攻撃に加えて突然今までと攻撃のパターンがらりと変わるため、事前情報無しでは対応するのに苦労するのは間違いないな」 「まあセイバークラスである以上仕方が無いとは言え名馬『バヤール』は持っていないようだ」 「そんなに凄いんですかこの馬?」 「馬にしてはかなり凄いぞ?速い賢いタフな名馬でカタイの王女アンジェリカの居る国までルノーを案内することも出来る」 「フランス辺りから中国辺りまで……なんて馬だ…そう思いませんかイスカンダルさん?」 「余のブケファロスも負けてはおらんわ!して坊主、このセイバーはどう料理する?」 「お前に任せる」 「あん?」 「だからお前が好きな様にやればいいって言ってるの。このルノーは強力な英霊だ。小細工仕掛けても大して意味無い。 特に与える指示も無い真っ向勝負になるんだからお前に任せて好きにやらせた方がマシだよ」 「…………ふむ」 「………ふん、次アーチャーだ」 「アーチャー、トリスタンだが能力値は筋力と敏捷が抜けているな。流石は円卓の騎士か」 「でもこの人アーチャーなのにルノーさんの単独行動スキルの方がランク高いってどうなんでしょうね?」 「私に訊くな。スキルは戦闘系が心眼(偽)と戦闘続行。非戦闘系が変装だ。 自来也と言いトリスタンと言いウラドと言いなんで六次は化けるスキルを持つサーヴァントがこんなに居るんだ・・・」 「コスプレとかいうやつだな?」 「全然違うわ!」 「トリスタンは竜退治の逸話もある円卓の騎士の実力者なだけあって戦闘技能はかなり高い。 所詮弓兵と嘗めて接近戦を挑みかかればまず返り討ちに遭うだろうな」 「武装は『無銘銀剣』と『弦歌幻奏』だな。 銀剣はこれ程の一品なのに宝具じゃないのか・・・それともセイバークラス辺りで宝具化か? まあいい。トリスタンの宝具『弦歌幻奏』は無駄無しの弓などと呼ばれた必中の弓だ。 アーチャークラス的に必中の弓は大して珍しくも無いが流石に矢が無い弓矢はそう無いだろうな」 「矢が無い、っていうのはどういう意味だ?」 「そのまんまだよ。この宝具は矢を弓で飛ばすんじゃなくて、弓で飛ばした物が矢になる宝具だ。 要するに 剣 でも 矢 でも 水 でも 音 でも下手すると 概念 であっても矢として使える。 おまけにこの『矢』は標的の直ぐ近くから突然現われる訳だからそりゃ嫌でも当たるよな」 「おい坊主こりゃどうすればいいんだ?」 「勘の良さが無いサーヴァントだと多分即死───かな? 正直剣や矢の有形の矢はまだ何とか出来ても特に風や音なんかの無形の矢を有形物の間に挟まれたら対処しようが無い」 「はい!あのー先生、イスカンダルさんと一緒にこのトリスタンさんと戦うなら先生どうしますか?」 「お前もライダーと同じ事を訊くか?」 「余も今丁度同じ質問をしようとしたところだぞ」 「お前もか・・・・・・そうだな。『神威の車輪』だと御者台に居る僕が狙い打ちにされる可能性があるからリスクは高いけど『王の軍勢』をトリスタンに使うのも悪くないかもな」 「それはなんでまた?理由はあるんだろうな?」 「ライダーはランクの高い直感系スキルは持ってないだろ。だったら一人で駄目なら兵みんなで王駒を守らせる。 幸い『弦歌幻奏』対人宝具だから初撃さえ凌げれば勝てる」 「はー!なるほど!みんなで死角を無くす訳ですね?」 「うん、まあそんなところ」 「そして最後がキャスター、ソロモンだ」 「この人、人気ありますよね。今でも話題になりますし、まあ良い話題なのかどうかは別として」 「さてこのソロモンだが、能力値は完全にキャスタークラスのものだが、スキルと宝具がかなり恵まれている。 神殿を上回る大神殿の設置と魔術を行使出来る魔術書などの概念武装の製作。それに神授の叡智などがある」 「なんかインテリ系スキルっぽいですね」 「さて宝具に入るが『神約の指環』は『破壊すべき全ての符』と同系統の宝具だが神霊クラスでもいけるため正直あれよりヤバい。 まあ問題は刺すまでのプロセスなんだがキャスタークラスであると言うのを考慮すれば出来ないことは無い」 「メディアさんも手を尽くして刺せましたしね」 「で次に『七十二の鍵符』だがこれもまた使い勝手抜群だな。 自分でも七十二柱の魔術が使え他人でも使え魔力が無くても生命力で代用出来るか」 「先生!七十二柱の魔術ってどんなのですか!?」 「七十二種類も書けるか!自分で調べろ!と言いたいところだが生徒が調べたものがあるからいくつか紹介しよう。 空間転移、未来予測、思考読取、動物変身、死体操作、視聴覚の剥奪、地震、毒、天候操作、使い魔賃貸 物資調達、流体操作、植物操作、炎、ワイン製造、金属の黄金変化、精神操作、索敵・探査、交霊、 ベホマ、ラピュタの雷などがある」 「最後の二つなんですか!!?」 「知らんのか坊主の弟子?ベホマはHPが全快する魔術、ラピュタの雷はラピュタ王の宝具だぞ。本当に知らんのか?勿体無い」 「何で知ってるんですかイスカンダルさん?!」 「そして最後が『七十二の鍵符』を建造物に使う事で真価を発揮する『王の神殿』だ。 これは多分キャスタークラスでも最高の防衛力を誇る宝具だな。 内部の異界化、神殿内での七十二柱の魔術行使、おまけに維持費は自作の外部電源による供給。 おまけに透明化、空中浮遊、水中潜行、空間転移などが出来る移動要塞にもなるときてる。 アン・ズォン・ウォンの要塞もかなり堅いがこれはもっと堅いぞ。なんなんだこの鉄壁の守りは?」 「おい坊主、これ外部から破壊するんなら同ランクの対城クラスの宝具でも持って来ないとまず完全破壊は無理じゃないか?」 「うん。僕も同意見だ・・・・・・」 「さてと、さらにふざけた事にソロモンである以上は七十二柱な訳だが」 「ま、まさか!」 「魔力量さえあれば悪魔の本体が来る可能性がどうやっても否定できないな」 「ひぃぃぃいいい!七十二体の悪魔の軍勢がぁぁぁあ!!カッコイイ!!」 「むむ余と同じく軍勢とは生意気な!」 「あ、いや盛り上がってるところ悪いが七十二体はまず確実に無理だぞ」 「え、なぜです?」 「うむ説明しろ坊主」 「冬木の聖杯が集めた50年分の魔力量でも召喚できる人数が英霊七体分だからだ。しかもクラスに当て嵌めると言う条件下で。 この悪魔達は元神霊らしいから堕ちたこいつらのランクを神霊のワンランク下の精霊と仮定した場合でも英霊と同格。 つまり超単純な計算をしても50年分のマナで精霊七体分しか呼べんと言うことになる。 とてもじゃないが七十二体分の魔力量を冬木で用意するなんて理論上不可能だ」 「てことは」 「どう見積もっても一、二体が限界だろう。おまけに他にも魔力は必要になるんだ。 無駄に数を揃えるよりは要所要所で上手く使った方が良い。 と言うかな、私見だが正直悪魔の魔術が使える時点で本体にそうそう用は無いと思うぞ?」 「う…まあ確かにそうですね」 「正直微妙な悪魔を大量に召喚して現界維持にヒイヒイ言うくらいならいっそ強い悪魔に的を絞って一体召喚した方が全然効率が良い。まあこんなところかな?」 「おっと待て坊主!では一番訊きたかったソロモンの攻略法だ。・・・・・・さあ答えてみろ坊主?」 「・・・・・・そうだな、まずソロモンだけどこいつは『神約の指環』があるから最後まで残しておくのは不味い。 あんまりタラタラやってたらいつの間にか他のサーヴァントがこいつの手に堕ちてる可能性があるから。 だからソロモンの正体に見極めが付いたら真っ先に潰しておいた方がいいと思う」 「ふむそれで?」 「それで・・・一番ベストは『王の神殿』を作り上げられる前に倒す事だけどそんな都合良く行くわけが無い。だから・・・」 「だから、どうするんだ坊主」 「だから『王の神殿』に真正面から乗り込んで攻略する。征服王の軍勢と共に」 「・・・・・・」 「フ、フン!ここまで高レベルの敵との戦いになると戦略なんて無意味に近いんだ。自分たちが相手より強いか弱いかの勝負さ」 「・・・・・・・・・」 「────。最後に総評だがどれを選んでも良い。 マスターとサーヴァントの相性さえ見誤らなければ全員に勝ち残れるチャンスがある。 よってマスターと相性最高の相手を選ぶと良い。─────今日はこれまでだ。解散」 「あ、先生!」 「おい坊主!」 ~廊下~ 「おい坊主!ちょっと待たぬか」 「・・・・・・・・・(カツカツカツ!)」 「こら坊主と言っとるだろうが!」 「・・・・・・・・・・・・(カツカツカツ)」 「待て。ウェイバーよ」 「───っ!な、なんだよっ!」 「一言貴様に言っておくことがある」 「・・・・・・・・・・・・なにを、だよ?」 「先の講義、実に見事であった。各サーヴァントの攻略法。 特にソロモン戦の際の貴様の意気込みは昔の貴様とは違う気概を感じたぞ。成長したなウェイバー」 「ううう、煩いな!べ、別にお前のために一人前になったんじゃない!」 「なにぃ!?貴様それが王に対する態度か!」 「僕は・・・・・・僕は偉大な征服王の家臣として恥ずかしくない力を身に付けてるだけだ! だからお前のためじゃない。自分のためにやってるんだ!」 「ふむ──そうか」 「・・・・・・」 「・・・・・・・・・」 「あ、あのさ」 「ん?なんだ?」 「僕の部屋に、昔お前が買ってきたようなゲームが・・・色々とあるんだけどさ。ちょっと対戦、しないか?」 「・・・どういう心境の変化だ坊主?」 「ち、違う!聖杯戦争の後に折角だからもっと見聞を広げようと思って色々やってみたらたまたま面白かっただけだ! だだ大体お前が僕の金で買ってきたものなんだから僕にだってプレイする権利はあるだろう!」 「はっはっはっは!しかしこの征服王にアドミラブル大戦略で挑んで来るとはな!」 「結構プレイして練習したんだ、今ならお前相手でも結構やれるさ」 「ふむいいだろう。よし!ではやるぞウェイバー」 「ああ!絶対に驚かせてやるから見てろ!」 「あれれ~?なんか先生がいつの間にかウェイバーハートフルENDに到達しちゃいましたよ?」 「まあいいか。さて今回で『マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座』はこれにて修了です!皆さんお疲れ様でした!」 「それではマスターのみんなバイバーイ!」 ~Good End~
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4664.html
「クイーンズ・ブレイド」シリーズより「冥土へ誘うもの」アイリを召喚 サーヴァント・オブ・ゼロ 第1話「冥土のメイド、召喚さる」 サーヴァント・オブ・ゼロ 第2話「冥土のメイド、キスをする」 サーヴァント・オブ・ゼロ 第3話「冥土のメイド、助っ人に会う」
https://w.atwiki.jp/mallowaraskill/pages/325.html
前提条件:<コールサーヴァント>取得、<コールサーヴァント>使用中 武器攻撃や魔術だけでなく、呪歌や錬金術、<ファミリアアタック>などにも有効であるのが素晴らしい。 <コールサーヴァント>でダメージ増加も同時に適用できるのだから、 さらにスキル枠1つで命中判定の達成値+3は美味しい。狙ってみてもいいだろう。 反面、SLを2以上に伸ばす意味は薄い。後回しでいいだろうね。 [上級クラス/テイマー] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/292.html
マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 二時限目 「おはようございますロードエルメロイ二世、次の聖杯戦争講義っていつですか?」 「なに?」 「あっ!ロードエルメロイⅡ教授ぅ。サーヴァントの講義って何時おやりになるんですの?」 「……は?」 「あそこに居るのはマスターV!?次の聖杯戦争必勝講座っていつっスか!?」 「……………」 『拝啓ロードエルメロイ二世様。自分も参加したいので聖杯戦争におけるサーヴァントの講義を是非やってください。やってくれないと暴れ■■、落ち込みます』 「………なんなんだ一体……ファック!」 「フラット、ちょっと来い」「ん?あれ、どうかしたんですか先生?」 「いやな、最近私にサーヴァントの講義をしてくれと言う生徒や講義してくれという嘆願書が私の所に届けられるんだが…… ……お前、四次アサシンのようにフラットABCDに分裂して裏で何かやってる、なんてことは無いだろうな?」 「先生……いくら流石の俺でも自作自演するほど暇じゃないですよ!」 「………まあ確かにな。お前の場合そんな暇があるならベーオウルフかクーフーリンの聖遺物でも探しに行っているか」 「そうですよ!でもこれが全然見つからなくて……」 「ほう?」 「いえ!なんでもないですハイ!それにしても流石先生って相変わらず人気者ですよね!?」 「クソっしかしなんだって突然……そもそもサーヴァントの講義にしてもフラットにしかしていない───フラットお前他人に喋ったか?」 「はい!他の友達に自慢してやりました!ロードエルメロイ二世の特別授業を受けてき───」 「ベルベット征服パンチ!!」「た───ぎゃ!??い、痛いですよ!何するんですか先生!?」 「何をするんだはこっちの台詞だ!一連の騒ぎの原因はお前のせいかこの馬鹿者!」 「だ、だって普通なら自慢したくなるじゃないですか。先生の講義って元々人気あるし、その内容が聖杯戦争の特別講義ともなると余計に」 「だったらなおさら黙っていろ!おかげで私はな───」 「きゃーーーーー!エルエロイⅡ教授がいる!」「え、嘘本当?マスターV?わぁ本当!素敵……」 「おぉぉっ!!教授、俺たちにもサーヴァントの講義してくださいよ!フラットばっかりズルイですよ!」 「教授、わたしからもお願いします!」「時計塔の名物講師グレートビッグベン☆ロンドンスターの名が泣くぜ教授!!」 「い、いや待てお前たち!私はだな───っ!!」 「「「「マスターV!マスターV!マスターV!マスターV!」」」」 「マスターV!マスターV!マスターV!先生はやっぱり人気者ですね───ぐあ痛いっ!」 「フラットォ後で覚えておけよ!?……判った!判ったからこんな所で騒ぐな!今からやってやるから受ける気がある奴は第三室に来い!」 「うぉおおおおラッキー!」「わたしロードの授業初めて!」「実験は後日やると伝言してくれ!」「流石プロフェッサー・カリスマ話が判る!」 「な……なぜこんなにも集まる────?」 「あの先生。弟子の俺がこう言うのもなんですけど、先生はもうちょっと自分の人気度を理解した方が良いんじゃないかと」 「い、いやだって、今からやるのは別に魔術の講義じゃないんだぞ!?しかも聖杯戦争は私が解体したからもう起こらないんだぞ?」 「いえ”ロードエルメロイ二世が何かの講義をする”ってだけで時計塔の生徒なら集まると思いますよ?講義内容以前の問題で。まず損はしないですし」 「なあフラット。もしかして私は────墓穴を掘ったか?」 「う~ん……墓穴掘っただけじゃなく墓石まで建てちゃったんじゃないですかね?現に今生徒間で凄い勢いで噂が伝播してますよ?」 「は、はは…………ファック!クソ、サーヴァントの講義を始めるぞ!やる気のある者は遠慮しないでいいから退室してくれ!」 「今回やるのは第二次皆鯖のシグルド フィン・マックール パリス ロスタム セミラミス アステリオス 壱与の七体だ。 これだけ居れば前回の講義を知らない者もいるだろうから簡潔に説明する。我々マスターがサーヴァントに求める三つの要素は───」 「サーヴァントの戦力、サーヴァントの扱い易さ、マスターの負担の少なさ、大きく分けてこの三つです!」 「………そ、その通りだフラット。おほん、今フラットが言った通り”正規のマスター”にとってはこの三点、特に戦力と扱い易さが最重要素だ」 「エルメロイ教授、質問があるのですがよろしくて?」「なんだ?」「正規のマスター、とはどういうことでしょうか?」 「簡単なことだ。”正しい手順で聖杯戦争に参戦した魔術師”が正規のマスターに分類されると言うだけだ。 稀にだが居るらしいからな。巻き込まれる形で聖杯戦争に参加するマスターや聖杯自身が数合わせで選ぶマスターやそもそも魔術師でないマスターなどがな。 そういうイレギュラーを不正規マスターに分類している。まあ要するに例外マスターたちの事だな。 私はその手の例外連中の事は除外しているのだ、そういう手合いは個別で講義した方が手っ取り早い」 「なるほど、わたくし達のような真っ当な魔術師にとっては魔術師モドキの事は関係ない、と言う事ですか」 「そういう事だ。では続ける。まずはセイバー、シグルドだ」 「お前たちも知っている者が多数いると思うが北欧神話最大の英雄なのだが……こいつは解説の必要性はあるのか?」 「「あるに決まってるじゃないですか!」」 「正直こいつは完璧過ぎてあまり分析する部分が無いんだが……まあご覧の通り最強のセイバークラスに相応しい能力値だ」 「うわマジ強ええ……」「俺、なんとなくプロフェッサー・カリスマの言いたい事が判った気がする……」 「まあ皆鯖シグルドにとって能力値などまだまだ序の口だな。それに実際問題として『実物』もこのくらいのステータスはあるだろう」 「そっか作中でのグラムの扱いや知名度、セイバー基本値を考えるとこのくらいはあってもおかしくは無いんだ」 「さてシグルドの中で一際存在感を放っているのがやはりこの二つの宝具だな。まずファフニール竜の流血で得た竜血鋼鱗からいくぞ」 「先生、何度見てもこれ鬼性能です!絶対最強ですって!ヒトラーやナポレオンなんて目じゃないですよ!」 「フラットお前この前は最強な皇帝に会いたいだのとか言ってなかったか?」 「いいえ時代はシグルドです!」 「…………まあ、着眼点自体は間違って無いか。能力値と宝具を見ての通り戦闘でシグルドに勝てる奴は殆ど存在しない。 何しろAランクの通常攻撃でもまともに損傷にならないからな。よってAランク攻撃+魔力放出スキルなどのプラスアルファが無いとダメージにならない。 おまけに何の冗談か解放能力まで備わっている。真名を解放した竜血鋼鱗の前では宝具・魔術・呪いなどの攻撃全てが無効化されてしまう」 「あのところでロードエルメロイⅡ教授、正直この魔術や呪いの無効化に意味あるんですか?」 「あまり無い。なにせ対魔力がAランクだ。宝具が無くても魔術、呪術がまともに通用するとは思えん」 「次に魔剣グラムだ。A++ランクと言う最高ランクに加えて余波による無差別攻撃まで付いている。ハハいやエクスカリバーよりも迷惑な魔剣があったものだ」 「あの~先生。真面目な話なんですけど、聖杯戦争でこのシグルドを召喚すれば勝てますか?」 「ん?……ああそうだな……、フラットの言う様に普通に勝てるだろうな」 「おいおいマジ必勝法来たよ!」「ええいシグルドだ!シグルドの聖遺物が無いかお爺様に聞くんだ!」「どうやったらシグルド召喚できますか!?」 「ええい静かにしろ!ステータス、宝具、クラススキルと攻守共に完璧。伝承の通り最強の幻想種たる竜すらも倒した経験値。正直負ける要素を探す方が難しいな」 「プロフェッサー、これぶっちゃけ勝てるサーヴァントって居るんですか?」 「勝てるサーヴァントか?超宝具持ちのギルガメッシュ、グラムと同等かそれ以上の破壊力があるであろうラストファンタズム持ちのアルトリア、ヘラクレス、 王の軍勢の数で攻められるイスカンダル、因果の逆転の槍クーフーリン、多様宝具持ちのエミヤ、あと相性の問題で宝具殺しのディルムッド、とまあ勝てそうなのはこの辺りか?」 「え、たったそれだけ?」 「太陽剣グラムは魔剣のカテゴリの頂点にあり、尚且つ本人は北欧神話最大の英雄。 この段階でほぼシグルドもヘラクレスやアーサーと同様に最強の一角の一人として君臨していると考えられる。 よって真っ向からシグルドを打倒したいのならシグルドと同格の英霊じゃないとまず無理だろうな」 「なるほど同格かぁ。だから対抗できる英霊がそんなに沢山はいないのね」 「さて、これだけ無敵臭がするシグルドだが必勝を期すならば戦闘力が低いマスターは戦場に一切出るな。それと背中の弱点の対策を必ずしておけ。 普通の頭が働くマスターならば確実にこの弱点は狙ってくる。特にハサンのようなアサシンには細心の注意を払うように」 「教授なんかその隠れてるだけって……聖杯戦争に参加してるっぽくないんですが……」 「確実に勝ちたいならば、の戦略だ。自信のある奴は別に戦場に出ても構わん。まあそうだな大抵の敵はグラム一つもあれば十分なんだが、 消耗の激しい竜血鋼鱗の真名の解放とグラムによる周辺の被害には十分に注意をしておけ。グラムはあまり場所を選ばないで使用すると確実に監督役に目を付けられるぞ? それから膨大な魔力消費の問題で二つの宝具の同時使用や連発は自殺行為だ、シグルドは勿論の事マスターまで魔力供給で巻き込まれかねんから絶対にするな。 最強の駒で自滅したなんて笑い話にもならんぞ?」 「さてと少しシグルドが長くなったが次はランサー、ディルムッドやクーフーリンと並ぶケルト神話の大英雄フィン・マックールに入る」 「へーいエルメロイ教授質問なんですけど、このフィンを召喚したら本当に爺さんが出てくるんですか?」 「………普通なら全盛期の姿で召喚される為そういう事は無いんだが、このフィンの場合は無いとは言い切れない……」 「うわぁ、俺爺が出てきても全く嬉しくねえ!」 「恐らくマスター次第だろう、若い姿で現れるか老人の姿で現れるかは。まあエーデルフェルトの者がマスターなら間違いなく両方が出てくる。 で能力値はと、ほぅ流石は魔術を扱うだけあって魔力ステが高いな。クラススキルの対魔力もCランクと十分に高い」 「先生ー!早く宝具行きましょう宝具!」 「では血統の青槍だが宝具系統は解放系で使用者を補助するタイプだな。精神干渉無効化。対魔力がAにアップ。全ステータスがアップか」 「なんか地味ですわね」 「地味さと使えなさを履き違えるな。元々フィンにド派手さは必要無い、素早く堅実且つ確実に敵対者を葬っていくのがランサーだ。 それにビルガを使用したフィンの能力値は大英雄の名に相応しいものだぞ?これならセイバークラスと張り合っても遜色無い」 「そうか、そう言われれば幸運以外は全てBランクを超えるですよね。確かにこれなら」 「さてフィン・マックールと言ったらやはり知恵の鮭より得た力だな。ふむ超回復に状況打破能力か。いやいやまさにランサーに相応しい堅実に勝ち進むサーヴァントだ。 宝具を使った高能力値による通常戦闘、魔術、回復能力、状況打破能力とフィンは実に幅広い戦略を可能とする。これこそがフィンの最大の武器だろうな」 「先生~フィンはキャスターみたいな絡め手も出来ますかね?」 「まあ可能だろうな。真っ向から勝負も出来るし裏からも手を回せる。戦力、扱い易さ、負担の少なさが揃っている良いサーヴァントだ」 「ということは?」 「後はフィンとマスターの相性と敵の火力の問題だな。聖杯戦争の組み合わせ次第ならば十分に勝てる筈だ」 「次はっと、アーチャーパリスですね先生」 「ついに出たか神話最大級のトラブルメイカー。経験から言わせて貰えばアーチャーと組んだマスターは多分足並み揃わず空中分解するぞ……」 「うわあ、プロフェッサーカリスマにしては珍しく初っ端から酷評だ…」 「能力値は弓兵クラスらしく宝具一辺倒だな。まあパリスの見所はステータスよりもスキルの方か。特に単独行動がAなのはご愁傷様としか言えん」 「先生、パリスは幸運系のスキル───というよりはなんか幸運系英雄って感じですよね?」 「ラック系英雄か、ふむフラット中々言い得て妙だな。パリスの性能はまさにそんな感じだ、幸運だけじゃなく不運も持ってくる辺りが特に」 「あのロード?神々の加護スキルの神霊レベルの支援とは?」 「神霊レベル……ま考えられそうなのは天変地異や天意辺りか?落雷、地震、津波、火山噴火や天啓、呪い、運命介入なんかも有りそうだな」 「天変地異ってうげ、なんちゅーデタラメなスキルだよパリスの癖に」 「さて宝具の一矢報いし天の光明だが、ふむ実にシンプルな弱点追尾の宝具、まさに必殺の矢だな」 「そういえばこの宝具ってシグルドの天敵になりませんか先生?」 「んー、いやどうだろうな。どこぞの騎士王が投影螺旋剣の真名解放や宝具の弾丸を素で叩き落としてたりしてるからな。 解放したアポロンの矢は見た感じだと炎や熱線のような無形とは違う形を持った固形の宝具の様だから大英雄クラスなら打ち落とすのは可能か?」 「フルンディングやゲイボルクと違って弾かれた後の再追尾機能もないですしね」 「ではロードやはり作戦を練る等して機を窺わないと難しいですか?」 「格上相手だと真正面からでは成功率はかなり低いな。下手をすれば宝具戦にもならずにパリスが敵に殺られる可能性がある。と言うよりパリスを真正面から戦わせるな」 「あ、やっぱり?」「アーチャーだしな」「つかパリスだもんな」「まパリスだし」「ファッキューパリス!」 「総評だが戦力的にはイマイチ、扱い易さと負担は……神々の加護といいパリスの性格といい少々不確定要素が多いか。だが女のマスターは悪い事は言わない選ぶな」 「えー。ライダー、ロスタムに入るぞ」 「先生!俺この英雄知りません!」「俺もこいつ知らないっス」「教授はご存知なのですか?」 「いや知らん。………お前らなんだその目は?当たり前だろう中東だぞ中東?そもそも西洋とは魔術基盤が違うんだ、むしろやたら詳しい方が変だ」 「まあ中東の民族叙事詩ですもんね。ギリシャ神話やケルト神話ほど有名じゃなくて当然ですよ。所詮はマイナーですマイナー」 「さて、そのマイナー英雄だが。断じて所詮マイナーとは侮れない能力だぞ?日本での知名度を考えると出力が若干落ちるかもしれんがそれでも十分な能力だ」 「おいおい筋力と耐久がAいっちゃってるよ……うわぁおまけにスキルが戦闘続行Aと勇猛Aかい!」 「うむ良い所に目を付けた。このライダーだが宝具も見ての通り真っ向勝負のライダーだ。イスカンダルやメデューサとは若干タイプが違う」 「先生、征服王やメデューサと若干違う、って何がですか?」 「ん?ああ、あの二人も真っ向勝負のライダーではあるが何気に裏からも手を回したり出来たからな。あの馬鹿王は戦略で電柱女は高等魔術でと言った具合にな。 それに対してロスタムはステータス、スキル、宝具能力的にも真正面から敵と戦って討ち破っていく、むしろセイバーランサーに性質が近い。 こいつは宝具が少し変わっていて条件付き能力上昇の宝具を持っている。勝てば勝つほど戦力を恒久的に上昇させ有利になれる。よってマスターはガンガン勝ちに行くべきだな」 「それはつまり、小細工無用と?」 「そういうことだ。多分ケイネス師やトオサカやマクレミッツのような強力な戦闘手段を持っているマスターとは噛み合う筈だぞ」 「トオサカ……ゲ!おいトオサカとエーデルフェルトは此処には居ないよな!?」「あワタシなんか帰りたくなって来た……」 「ええい静かにしろ!あの二人はこの間やらかした件の責任を取っている最中だ。話を戻すが竜馬との絆は解放系では無さそうだな」 「ロード教授ーそれって強くないって事ですかー?」 「いや竜種と張れる竜馬の潜在能力的に多分騎英の手綱前のメデューサの天馬や神威の車輪の神牛みたいなのが出て来る筈だ」 「……………弱いとか言ってすいませんでした」 「解放系の能力が無い分マスターの負担は悪く無さそうだな。属性も秩序・善ならまあさほど致命的な事態にはならないだろう」 「はいロードエルメロイ、属性ってなんか関係あるんですか?」 「確証の無い私的な意見で悪いが、方針が秩序のサーヴァントはマスターへの裏切りが殆ど無い忠実な者であるケースが多い。 アルトリア、クーフーリン、ディルムッド、ハサンなどな。逆に裏切ったのは中立のメディアにエミヤに混沌の英雄王、メデューサやジルも相性が悪ければ危険だな」 「先生メデューサってそんなに危険ですかね?」 「相性の良いマスターとなら文句無しに上手く行くだろうが彼女が気に入らないマスターとならどうなるか判らん。少なくとも誰とでもやっていける奴では無い」 「ではロスタムのまとめに入る。共にゴリ押し出来る攻撃特化のマスターか、サポートに優れた補助特化のマスターが選ぶと良いだろう」 「アサシンのセミラミスか」 「いや~毒婦が来ましたねえ。ところでエルメロイ教授はどのような女性がお好みなのですか?」 「………何故一斉に私に注目するんだ……特に女生徒諸君!」 「そりゃだって先生は時計塔で抱かれたい男№1の称号を持ってますし」 「ファック、下らない事を言ってないでさっさと終わらせて帰らせてくれ。でこのセミラミスだが……ハサンと違い本職では無いな。 攻撃力的にも真っ向からの暗殺はまず無理か。そしてスキルは神託に一流の魅了か。ふむディルムッドの魔貌と同種の呪いだな」 「先生!ズバリこのアサシンどう使えば良いんですか!俺じゃ全く運営方法が思いつきません!」 「セミラミスは謀略型の暗殺者だ。その性質はキャスター寄り、となればどうすればいいか。フラット答えてみろ」 「え、え~と、うと、権謀術数による、絡め手……とか、ですか?あ、いややっぱり違いますね」 「いや正解だ。セミラミスは絡め手で攻めるのが一番威力を発揮出来る筈だ。むしろ戦闘技術には期待しない位の方がいいだろう」 「しかしロード権謀術数と言ってもキャスターでも無い彼女で何をすればいいんでしょうか?」 「そうだな。とりあえずだが宝具の性能とスキルを有効活用するなら敵マスターの陥落だな。上手くやれば令呪なりで敵サーヴァントも奪える可能性もある」 「「「おおおおーーっ」」」 「だがまあ、そこまでの状況を整える方が大変だ。特にマスターはアサシンの傀儡にされる可能性が非常に高いから注意しろ」 「オ、オレこのアサシンを選ぼうかなぁ?」 「悪いことは言わんから止めておけ。燃費は良さそうだが耐魔能力がよほど高いマスターでないと手駒にするには少々リスクが高いサーヴァントだぞ」 「次はアステリオス、バーサーカーなわけ───」 「先生!ミノタウロスって最強臭くないですか!怪物ですよ怪物!」 「はぁ……フラットまたそれか?」 「うっ、で、ですけど能力値とか凄くないですか?」「あの教授、お言葉ですがフラットの言い分も一理あるかと…」 「一理も二里も無い。運悪くアステリオスを召喚したマスターはご愁傷様。自ら選んだ馬鹿者もご愁傷様、結果は同じだな」 「うう、先生酷い……orz」「ところでロード、こいつはそもそも英霊なんスか?」 「かなり微妙なところだがまあ昔の第四次以前の聖杯戦争ならともかく現在の聖杯戦争なら絶対に有り得ないとは言い切れん」 「まあこういうキワモノは何か怪物のサーヴァントみたいな専用のエクストラクラス辺りで出てきそうな感じですよねー」 「しかし、狂化がAランクなぞもはや冗談としか思えんな。こんなもの一流のマスターでも無い限り制御出来るわけが無いぞ…」 「プロフェッサー質問です。ワタシがこのサーヴァントと契約するとどの程度いけますか?」 「ふ、む………君の魔力量だと……良く持って一週間、まともに戦闘したら三日程度で魔力を枯渇されて死ぬだろうな」 「み、三日……?あの勝てるとか良い所まで行けるとかそういうのも無しですか?」 「あのな、そもそもこいつは理性が完全に無くなっているためマスターを認識しているのかさえ怪しいものだぞ? それに過剰の強化はその分キッチリとマスターの負担に直結する。この世は等価交換だ、君の魔力ではどう考えても持たない」 「さて話を戻すぞ。スキルは流石は怪物と言ったところで自己改造に怪力と怪物属性スキルがてんこ盛りだ」 「あのこのスキルって良くないんですか?」 「いや良いか悪いかで言えば十分使えるスキルだが長い目で見ると諸刃の剣だ。この手のスキルは使えば使うほど怪物化が進むからな、つまり…」 「えと。マスターがアステリオスに殺される危険性なども出てくる?」 「ああ。特に宝具が一定条件下で自動発動するバーサーカーのマスターにとって非常に危険なものだ。 本来なら弱まった魔力の回復の為の宝具なのだろうが……どう考えても消耗の激しい狂戦士クラス向きの宝具では無い。 最悪、生贄による魔力回復と消費する魔力が拮抗してマスターの苦しみに見合わない回復量になる可能性が否定できないのが怖ろしいな」 「骨折り損のくたびれ儲け、ですか」 「ああ戦力的には良いのだがマスターの持久性に難有りのとにかく危険極まりないサーヴァントだ。これなら安全弁のあるスキュラの方がまだ安全だな」 「そして最後にキャスター壱与だ」 「あー、あー、あーなんて言うか、あー……か、可愛いサーヴァントですね!」 「フラット、下手な慰めは本人だけでなく時に周りをも苦しめるんだ」 「酷い先生!いくらなんでもこのキャスターは全く使えないドハズレサーヴァントだなんて言い過ぎじゃないですか!」 「誰もそこまでは言って無いだろう!!」「でも似たようなことは考えてらっしゃるんですわよね?」 「……まあ確かに私だったらこのキャスターは選ばないだろうな。なにせ勝ち目が薄いどころかマスターの生存率も高くない」 「えと先生、具体的に彼女のどこが良くないんでしょうか?」 「フラット、お前この壱与にまともな戦闘経験があると思うか?」「あー、えー、あー、んー……?」 「つまりそこが最大の弱点だ。敵が戦闘経験超豊富な勇者英傑豪傑軍師揃いの聖杯戦争の中でこれではあまりに心許無い」 「そ、そこはその、マスターがフォローしてあげれば……なんとか?」 「馬鹿を言うな。英雄とも呼ばれる連中の経験値に我々のような人間程度が太刀打ち出来るわけが無いだろう。 まあ確かに彼女は偶像として祭り上げられた言わば傀儡少女だ。マスターにとって扱い易さはピカイチではあるだろうが……」 「キャスターの経験値不足をカバーして戦い抜ける程のマスターはそうは居ない、と?」 「うん。そこまで戦闘特化な者は封印指定執行者や聖堂教会の代行者や埋葬機関員くらいしか思いつかん」 「それともう一つ難点を挙げるならば、壱与の魔術である鬼道の使い勝手が不確かのなのも少し問題だな」 「不確か?いやそれよりこの鬼道ってなんです?」 「恐らく我々とは基盤が別のニホンの魔術なのだろう。系統的には祈祷の類か?まあともかくだ。 この鬼道は非戦闘時には色々と便利なのだが、戦闘時に依頼拒否で魔術が発動しない可能性もあるのが少し悩みどころだな」 「ああ、だから不確かと。普通の魔術なら攻撃魔術を使えば魔力が足りる限り発動はできますからね」 「宝具自体は攻防一体の宝具で悪くないんだが、やはり相性的な面を考慮しても不利なのは変わらないな」 「さて以上で個々の解説は終了だ。今から総評に入る。第二次皆鯖の有力なサーヴァントはシグルド、フィン、ロスタムの三名だ」 「セイバー、ランサー、ライダーかあ。前回の一次皆鯖の講義もセイバーランサーが優秀と判を押して貰えてたし流石は三大騎士クラス」 「やはりこの中ではシグルドが群を抜いているな。普通にやればこいつが勝つだろう。ではフラットこの三名の注意点を挙げてみろ」 「えー、シグルドは物語での絡ませ難さ、フィンは外道爺さん時の性格、ロスタムはマイナーゆえの存在感の薄さ、です!」 「はい良く出来たな。出口はあっちだぞフラット?」 「自信あったのに………orz」「なまじ間違ってない分なんとも言えないわね……」 「ふぅ。シグルドの宝具はどちらも魔力消費の激しい。いくら最強と言えど連戦や宝具使用での魔力不足にはマスター共々十分注意しておけ」 「シグルドは魔力不足による自滅に注意、とメモメモ」 「次にフィンは対軍対城宝具との打ち合いには向いてないからそこに注意しろ。 対人宝具の規模ならば親指での状況打破能力で対応も出来るだろうが広範囲攻撃になるともう状況打破云々の場合ではないからな」 「フィンは対軍対城宝具で消し飛ばされる前に片を付けるべしっと」 「そしてロスタムはセイバーランサーに性質が近い分、キャスターなどの権謀術数には注意しておけ。対魔力が高くない分付け込まれるならまずここだ」 「ロスタムは絡め手に注意しましょう、まるっと。ところでロード?五次や四次聖杯戦争のサーヴァントの解説は?」 「物自体は出来ているんだが数が居る分長くなってな。その内どこかでひっそりと補習でもやるから物好きだけ受けに来い。ではこれで二時限目を終了する」 「「「「ありがとうございました教授」」」」 「次からは二度と私のところに来るなよお前たち!それではな」 ────後日。 「ところでフラット、シグルドの竜血鋼鱗の解放はAランクより上の宝具とやり合った場合どうなるんだろうな?」 「え?」 「いや、二時限目の講義の最中からずっと思っていたんだが説明内容とランクが全く噛み合って無いからな。 宝具の説明内容を取るのかパラメータールールを取るのかで悩んだんだ。 説明内容を重視するならランクはA+なりA++の方が矛盾が少なくて済むなっとな。まあ大した話じゃない」 「まあそんな事より先生とりあえずお疲れ様です!次はいつ第三次皆鯖の講義やるんですか?」 「ロード、次はいつです?」「教授ワタクシにも!」「プロフェッサー次はー?」 「………ファック!私の平穏を返せフラーーット!!」 ~Fin~
https://w.atwiki.jp/fateunfair/pages/21.html
サーヴァント作成ルール 本TRPGでは原則として、使用されるサーヴァントはGMが作成します。 ただし、ルール次第ではPL側でサーヴァントを作成することも可能です。 PL側でサーヴァントを作成する場合は先に召喚したい英霊とその触媒の情報、知名度レベルだけGMに対して確認を取ることをおすすめします。 対人戦が基本となる以上、知名度レベルによる不公平や、触媒の情報から結びつく真名看破の難易度が極端に上昇することを防ぐためです。 サーヴァントのクラス、各種レベル、ステータスは全て公開情報となります。 霊格レベル、知名度レベル、ステータスはサーヴァントのコマのその他欄に記入してください。 また、サーヴァントと触媒の関係は、GMが納得する程度には縁のあるものを設定してください。 加えて、他人が想定できないようなオリジナルキャラクターは禁止とします。もし使いたい場合はマスターとして作成するか、疑似サーヴァント、デミサーヴァントという設定で使ってください(ただし、疑似サーヴァント、デミサーヴァントは設定が難しいので非推奨です)。 上記は宝具使用以外の手段で真名看破を可能とするための措置ですので、GMの許可がない限りは可能な限り守ってください。 レベル サーヴァントが持つ能力の高低を表す水準です。この値が高いほど強いサーヴァントです。 レベルが高いサーヴァントほど高いステータス、強力なスキルを持ちます。ただし、レベルが高いサーヴァントほど魔力消費が大きい為リソース管理が重要となります。 サーヴァントのレベルの最低値は40、最高値は120となりますが、レベル110以上は通常呼び出すことができないとします。 ただし、レベルの30~70は霊格レベル、10~50は知名度レベルとして表現されます。霊格レベルが高いほどMPの消費が激しくなります。 プレイヤー側で作成する際は自由にレベルを決定できますが、知名度レベルはGMの確認を必要とします。 実際のシートを作る前に確認を取ることをおすすめします。 霊格レベル、知名度レベルについては後述します。 全てのサーヴァントはレベル×4+20のステータスポイントと、レベル40時点で22を基準としてレベルが10上がるごとに8増加するスキルポイントを持ちます。 余ったステータスポイントは10につき1点のスキルポイントまたは10点の初期MPに、余ったスキルポイントは4に付き10のステータスポイントまたは10点の初期MPに変換できます。 レベル ステータス スキル 40 180 22 50 220 30 60 260 38 70 300 46 80 340 54 90 380 62 100 420 70 霊格レベル 霊格レベルはサーヴァントのレベルの内、そのサーヴァントが所属する伝承の中で位置づけられる位階、または神秘の濃さを表現するものです。 戦闘終了時、霊格レベルだけMPを消費します。 霊格レベルは30~70で表現されます。 原作サーヴァントで言えばアルトリア、クーフーリンはそれぞれの神話、伝承で最高位の英雄のため霊格レベルは50です。 一方で近代の人物かつただの亡霊である佐々木小次郎、未来の英雄であるエミヤは神秘が非常に薄いため霊格レベルは30と表現されます。 各霊格レベルのざっくりとした基準は以下のとおりです。 30:近代以降の英雄、神話伝承においてマイナーな英雄 40:中世、近世の英雄、神話伝承において脇役の英雄 50:古代以前の英雄、神話伝承においてメジャーな英雄 60:神話伝承において神の血が非常に濃い英雄 70:神話伝承において神として扱われる英雄 知名度レベル 知名度レベルはサーヴァントのレベルの内、聖杯戦争の舞台となる地域においてどの程度有名かを表すものです。 知名度レベルは10~50で表現されます。 また陣営同士が初遭遇した時、知名度レベル×2の確率でそのサーヴァントを召喚した触媒が遭遇した相手に伝えられます。 各知名度レベルのざっくりとした基準は以下のとおりです。 10:殆どの人が知らない英雄。世界あるいは開催地で20%未満が知っている。 20:あまり知られていない英雄。世界あるいは開催地で20%以上が知っている。 30:知る人ぞ知る英雄。世界あるいは開催地で40%以上が知っている。 40:多くの人が知るような英雄。世界あるいは開催地で60%以上が知っている。 50:誰でも知っている英雄。または人類史において重要な英雄。世界あるいは開催地で80%以上が知っている。 地元での知名度と世界での知名度の差は大体10~20程度ですが例外もあります。 レベル10の例:エミヤ、アーラシュ(日本)、エイリーク・ブラッドアクス、フランソワ・プレラーティ レベル20の例:ディルムッド・オディナ、メイヴ、岡田以蔵(日本) レベル30の例:クー・フーリン、メディア、坂田金時 レベル40の例:ヘラクレス、イアソン、アーラシュ、織田信長 レベル50の例:アーサー王、ギルガメッシュ、イスカンダル、アルキメデス、クー・フーリン(アイルランド)、坂田金時(日本)、ヴラドⅢ世(ルーマニア) レベル10 戦闘では無力なサーヴァントを再現するために、特殊なレベルとしてレベル10のサーヴァントの作成を認めます。 このサーヴァントは霊格レベル10、知名度レベル0として扱われます。 ステータスポイントは100、スキルポイントは70で作成してください。ただし、宝具以外のステータスは上限10とします。 未熟なサーヴァント 子供時代に死亡したなどの理由で未成熟のサーヴァントは、レベルが低い代わりに成長可能なサーヴァントとすることができます。 未熟なサーヴァントは霊格レベル20、知名度レベル10で合計レベル30となります。 キャラクターシートのレベルの右隣に未熟と記載してください。 未熟なサーヴァントはレベルが低い代わりに他のサーヴァントを倒すことでレベルアップしてステータスやスキルポイントが貰えます。 初期のステータスポイント、スキルポイントは通常のサーヴァントと同じように決められます。 つまり、未熟なサーヴァントの初期能力はレベル30、ステータスポイント140、スキルポイント14です。 未熟なサーヴァントは、他のサーヴァントを倒した戦闘の終了時にレベルが10上がり、ステータスポイントが40、スキルポイントが8貰えます。 これはレベルアップ時に即座に使用してください。スキルは通常の上限を超えて習得することができます。 また、既存の習得スキルから差分を払うことで、最大で2つまでベーススキルを追加したり、既存のベーススキルのランクアップを行うことができます。 未熟なサーヴァントは「メイン」、「サブ」に配置すると最終勝率マイナス10%となります。 これはレベルアップしても変わりません。 幻霊 幻霊はレベル20~30の弱いサーヴァントです。 霊格、知名度それぞれ10~20で選択可能。ただし合計40は不可とします。 ステータスポイントはサーヴァントと同じですが、スキルポイントはマスターと同じように獲得します。 ただしスキル枠は4つ持つことができます。 レベル ステータス スキル 20 100 54 30 140 48 ステータス 全てのサーヴァントは筋力、耐久、敏捷、魔力、幸運、宝具をステータスとして持ちます。 各ステータスの意味は戦闘ルールを参照してください。 各ステータスには10刻みでステータスポイントを割り振ることができます。最小値は10です。 ステータスは10ごとにランクが変動し、最低値をEとし、D、C、B、A、A+、A++とします。ランクEXは100です。 ステータスはスキル等の効果で上限を超えることがあります。 ただし宝具は、所持する宝具の中で最もランクの高いものが適用されます。 キャラシート記述時は宝具に使用した全てのポイントを宝具ステータスに記述してください。 例:Bランク宝具とAランク宝具を所有している場合。宝具A:90 スキル 全てのサーヴァントはクラススキル、攻撃属性スキル、キャラクター属性スキルに加え、最大3つまでのスキルを持ちます。 クラススキルは所得は任意です。 ただし、この時獲得したクラススキルは他の効果と組み合わせることができません。 ただし、騎乗は例外的に、もう一方の騎乗と組み合わせることができます。 陣地作成も、魔力と攻勢の組み合わせが可能です。 また、id-esは他のスキルと組み合わせることができます。 詳しくはスキル効果一覧を参照してください。 スキルはスキルポイントを消費して所得できます。 また、キャラクター属性スキルの内性格属性、天地人属性、性別属性は必ず一つだけ所得してください。 クラススキル セイバー 対魔力 騎乗・ステータス 騎乗・スキル アーチャー 対魔力 単独行動 射撃 ランサー 対魔力 ライダー 対魔力 騎乗・ステータス 騎乗・スキル バーサーカー 狂化 アサシン 気配遮断 キャスター 陣地作成・魔力 陣地作成・攻勢 道具作成 射撃を除く攻撃属性スキル ルーラー 対魔力 真名看破 神明裁決・令呪 神明裁決・命令 神明裁決・セット アヴェンジャー 復讐者 忘却補正 自己回復(魔力) シールダー 対魔力 騎乗・ステータス 騎乗・スキル ファニーヴァンプ ブラッド・ドリンカー ライフ・イーター ファイナンス・クライシス アルターエゴ id-es